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本物の歌を手に入れるボーカルレッスン~K.JUNOの表現力塾

ステージパフォーマンス~脱・ワンパターン!ポーズは無限にある!

さて、今回は動きのパターンは無限にあるというお話です。

考えてみて下さい。
「手を上げる」と言葉にすると1つですが、「手を上げる」という動作は、1つでしょうか?
たとえば…

(てのひら)はどちら向き?
客席に向ける? 横に向ける?
何かをすくう様に上げる?
それとも、下を向けたまま重々しく上げて来る?
途中でひっくり返す?

出発点は?
真下から始める?
横?
斜め下?

軌道は?
真上に突き上げる?
横に半円を描く?
体の前を通す?

スピードは?
ゆっくり? 速く?
途中で速さを変える?

上げ切った時は?
位置は? 角度は?
指の形は?
頭の位置ぐらいで止める?
背伸びするまで行く?
何秒間、止める?

…ほら、「手を上げる」だけでも、無数の要素があるんですよ。
基本的な部分しか書いていなくても、こんなに。
なのに…
殆どの人は、テキトーにスッと上げて、終わり。
下げるのもテキトー。
無数にある「手を上げる」動作が、たった1種類になってしまう…

加えて、体に付いているのは「手」だけではありませんよ!

その時の視線は?

顔の向きや角度は?

腰の向きは?

重心は?

…etc。


「手」だけでなく、全身を組み合わせたものが「ポーズ」です。
そして、1つの「ポーズ」という点から次の「ポーズ」という点への軌跡が「動き」なんですよ。
「動き」=無限にある「ポーズ」×また無限にある「ポーズ」=もう無尽蔵!(爆)
じゃないですか!

上げたら、必ず下げるという動作がありますよね。
あなたは、「上げるをやめた」だけでテキトーに下ろしていませんか?
そうです。
下げ方にも、同じ様に無数のパターンがあるんです。
「力を抜いたら勝手に落ちた」では、あまりにも勿体ない!

いや、待てよ…
「上げてから下げる」ではなくても、先に「下げる」方を見せてもいいんじゃないの?
「下ろさずに、上げたままキープしていてもいいんじゃないの?」
「そのまま歩いちゃえ!」
…などなど、ひとたび想像力を解放してあげれば、次々にアイデアが浮かんで来る事でしょう。

勿論、無数のパターンの中には、綺麗でないもの、場にそぐわないものなども多数あります。
しかし、元が「無数」なのですから、色々と鏡の前で試して、選べば良いのです。
よりどりみどりなんですよ!!!!!

確かに、「見せる」という事は知識や経験の必要な専門技術です。
綺麗に、カッコ良く、芸術的に… とは我流では極めて難しいですが、少なくとも、ただウロウロして、同じ動きを繰り返すワンパターンの呪縛から逃れられるのではないでしょうか?

勿論、事前に何度かやってみた程度では、本番でスッと出ては来ません。
普段から色々と考えて、引き出しの中身を増やしておきましょうね。
急に派手なパフォーマンスをしたり、いつも動きまくり、なんて焦らず、試行錯誤とチェックを繰り返しながら、少しずつ、バリエーションを増やして行くと良いと思います。

ここに書いた事は、ほんのヒントに過ぎませんが、あなたのステージが、
思い付かないものを絞り出して何とか場を切り抜ける苦行
 から
無数のアイデアを自主的に試して行く楽しい創作の場
へと変わって行くきっかけになれば嬉しいです。
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ステージパフォーマンス~動きのパターンが乏しい人の特徴

さて… ボーカリストは大変です。
体調管理は他の楽器に比べシビアだし、完璧に覚えているはずの歌詞だって、ふとした事でド忘れしてしまうし、MCもやらなければいけないし、おまけに「動け」とまで言われる!(笑)
楽器を持っていないから、アイデアの無い人は、もうどうしていいか分からないでしょうね。
分かります。
でも、少しずつ慣れて行くしかないのです。
毎回、何となくやり過ごしているだけでは、いつまで経っても変わりません。

じゃあ、何でもいいから動いてみて!
…と言われたら。
動けますか?

2通りの人がいると思います。
まずは、「何でもいい」と言われて、本当に何でもやってしまえる人。
そして、「何でもいい」と言われたら、余計に何をしていいか分からなくなってしまう人… こちらが多数派でしょうかね。

そもそも、「動き」や「ポーズ」を知らないので、ゼロから考えなくてはいけない… いくつもの動きやポーズを。
これは大変です。
(バレエやダンスをやっている人は、基本的な形や動きを知っています)

いくら考えても、土台が無いから大したものが思い浮かばない。
1つ2つ思い付いても、それだけでは1ステージ持ちません。

ライブハウスは、基本的にステージが狭いので(大きめの所でもステージは小さい事が多いですね)助かる部分もあれば、狭いがゆえに、うろうろしてごまかす事ができないので難しいと感じる部分もあるかも知れません。

あなたが動きのパターンが少なくて困っているとしたら…
それは、ある呪縛によるものかも知れません。
それは… 言葉の呪縛。

ここはこうして、あそこはこう… と、言葉で整理して把握しようとしていませんか?
ステージでの動作を言葉で表そうとすれば、パターンは限られて来ます。
列挙してみましょうか…
  1. 手を上げる
  2. 拳を振る
  3. 指を差す
  4. 特定の地点まで歩く
…こんなものでしょうか?
少ないですね。
少な過ぎます。
すぐに思い付かなくなって2回ぐらい同じ事を繰り返し、やっぱり思い付かないので、結局、最後まで同じ事ばかりやっていて、手持ち無沙汰感MAXです。

後は、学芸会の劇のように両手を広げたり… それも、自信が無いから半端に。
ダサいなぁ~と思いながらなのかも知れませんが… いいんですよ、その動きに意味があるのであれば、堂々とやれば。
半端にやると、やる方も恥ずかしいけれど、見ている方も気まずくなってしまいます。

このような動きのパターンの少ない人は、先に述べた通り、言葉で何とかしようとしている様に思います。
あるいは、「上げ下げ」「右左」のような、もはや記号のようなレベルです。

まるで、「1か0しかないデジタルデータ」ですね。
しかし、そうではないんです。
動きのパターンなんて無限にあるという事を、次の記事でお話ししましょう。

ステージパフォーマンス~苦手意識の克服

大阪城野外音楽堂でのイベントを終えました。
ライブハウスは基本的に狭いのですが、久し振りに気兼ね無く動けるステージでした。
まだ年末まで色々と詰まっているので、飛び飛び更新になるかと思いますが、時間を見付けて書いて行きたいと思います。
編集の時間もままならないので、その辺りはご了承下さいませ。
追々、直して行きます。
(記事のURLも変わる可能性がありますので、ブックマークはトップページに)

さて…
色々な段階の、色々な悩みがある事と思いますので、1回で書き切る事は出来ませんが、まず…
ステージパフォーマンスが苦手な人
を何とか救いたいので…
少しずつ、ヒントを挙げて行こうと思います。

簡単です… と言いたいですが、そんな事はありません。
いつまで経っても、その段階なりの難しさがあります。
最初からプロフェッショナルなステージなんて出来ませんので、少しずつ、日頃から研究して、試して、慣れて行くしか道はありません。

私なんか… そうですね、500回以上怒られまくり、ダメ出されまくりましたけど、今は誰も怒ってくれないので…
自分でチェックしてキャ~と言いながら、自分を磨いて行くしか無い訳です。

そもそも、どう動いていいか判らないという人は、ステージングの概念自体が無いのだと思います。
たとえば… そうですね、子供の頃の学芸会なんかで、みんな1列に並んで、自分の台詞の時だけ、1歩前に出る、それ以外の時はお休み、そんな感じでしょうかね。
後ろを向いて咳をしたり…

究極の答えを言いますと、ステージの上では常にONです。
後ろを向いていいのは、後ろを見せたい時だけです。
お休みはありません。
休みたければ、隠れて下さい。

逆に、見えている所は、見せたい所のみ。
水を飲む姿も、カッコ良く飲めるなら、見せていいんですよ。
セクシーに咳ができるなら、見せて構わない。
お尻を向けるのも、全然O.K.!
魅力的なら。
そうでないと思ったら、隠す。
それだけの話!!!!!

舞台では、見せるか、隠すか、どちらかしか無いんです。
「見えちゃった」はナシ!
(たまに「見えちゃった」フリして見せちゃう人もいますね)
隠せないなら、見えてもいいようにすれば良いだけです。
はい、簡単な話です。

どうすれば、より魅力的に見えるのか。
どうすれば、より面白いのか。
どの角度ならカッコイイのか。

…等々。
子供の頃からバレエでもやっているのでない限り、いきなりはできません。
考えたって、知らない事だらけ(というか殆ど何も知らない)。
何がカッコイイのか、目の付け所も判らない。
そりゃ、そうです。
学んだ事も無いんですから。

できなくて当たり前。
まずは、鏡やガラス(私はタンスに映していました)を見ながら、楽しく試行錯誤する習慣を付けましょう。
そこが出発点です。

歌いながらやる、というのは簡単ではありません。
しかし、歌の基礎も、見せ方も、普段から意識する癖を付けておく事で、意識しなくてもできる様になる… のではなくて、常に意識しているのが当たり前の状態になるのです。

今すぐ、ブロードウェイ俳優になる必要は無いんです。
少しずつ、ネタを蓄積しましょう。
そして、積極的に応用して行きましょう。

「やらなくちゃ」
ではなくて、
「こんな事をやってみよう!」
と、楽しんでやってみて下さい。

手持ち無沙汰に困るのではなく、手が空いているからこそ何でもできるという事に気付くのが、第一歩です。

どん引きされるか、スベりまくるか、そんなのは、やってみないと判りません。
ベテランになると、その場の空気で臨機応変に対応もできますが、そんな事を最初から考える必要はありません… と言うかね、考えたって無駄です。
どんな結果であれ、それは経験値として蓄積され、成長の糧となります。
なので、上手く行かなかったら、打ち上げて流すのではなく、しっかりと研究しましょうね。
(逆に、落ち込むだけでは進歩はありません)

何も思い付かない、という場合は、少し、動いてみて下さい。
(必ず、鏡を見ながら)
できれば、衣装を着て。
(衣装によってシルエットが違うので、見せ方が変わります)

「あ、今のポーズ、ちょっといいかも!」
と思ったら、写真や動画に残して行くと良いと思いますよ、便利な時代ですね♪
(じゃないと、コローっと忘れますからね)

少し力の入れ方や、体の一部の角度を変えたりするだけで、全く違って見えますからね…
面白くなっちゃうと思いますよ。

1つ思い付いたら、そこから次を思い付いて… という具合に、どんどんアイデアが膨らんで行くものなのです。
「思い付かない」人は、思い付きをまとめるのが下手な人なのかも知れません。

バレエなどのポーズを幾つか完全にコピーして、それを応用してみるのも良いと思います。
実際にステージ上でやるかどうかは置いておいて、自分の引き出しにツールとして入れて、それを自分のアイデアで使いこなす楽しさを覚えて下さい。

当然ながら、引き出しの中のツールとアイデアが多くなってくれば、オリジナリティが生まれて来ます。
そのうち、ツールも自分で作れる様になります。
最初から無理なら真似でも構いません。
但し、真似はゴールではありませんので、そこは忘れない様にしましょうね。
アーティストを目指すのなら、いつまでも誰かに似ていちゃダメです…(笑)

暫く空いてしまうかも知れないので、予定より長めに書きました。
ステージパフォーマンスが苦手という方の為に、今回は「意識の持ち方」に重点を置いてみました。
ほんの少し、気が楽になったでしょうか?

次回からは、具体的な例も書いてみたいと思います。

気軽に参加できるパフォーマンスのワークショップみたいなものができたらいいなと思っているこの頃です。
童謡みたいな題材を用いて…
やってみたい人、いるかな???