忍者ブログ

本物の歌を手に入れるボーカルレッスン~K.JUNOの表現力塾

ボイトレ選びで人生が決まる?

ダメなボイトレの話で怖がらせてしまったかも知れませんが…(笑)
2つ前に、指導の技術や知識の無い人でも、研修をちょこっと受けてあなたの先生になるかも知れない恐怖についてお話しました。

やるべき事は教本に書いてあるから、その通りに教えれば良いよね♪」
(運良く、その教本の内容が正しかったと仮定しましょう)
しかし、「やってはいけない事」は、いちいち教本に書いていません。

間違い方は人によって違うし、同じ事でも条件によって良い場合、ダメな場合があるし、「この効果が欲しいなら、そうではなくこうしなさい」と指導しなければならない場面もあります。
しかし、研修を受けただけの先生だと、そんな事はできません。

生徒さんは、やってはいけない事を沢山やります。
それは、生徒さんがダメなのではありません。
当たり前の事です。
それを都度、注意するのが指導者なのです。

場面が変われば、気付かずに同じ過ちを繰り返します。
それを毎回、直してあげるのです。
そうして、徐々に理解して、自分で注意できる様になって行くのです。

1回や2回、テキストに出て来た時に教えて終わり、ではないんです。
注意されなければ、ダメだと分かりません。

分からなければ、練習の度に、ダメな事も一緒に「反復」してしまう事になります。
ダメな先生は、教本に書いてある事、研修で言われた事しか指導してくれません。

たとえば、
「おーーー♪」
なのに
「んげーーー♪」
と言っていても、直して貰えないんです。
ひらがなにすると笑えますけど、こういう事、しょっ中あるんですよ。

実際は、これ所ではなく、ダメな事をもっと1度に沢山、やっています。
色んな人達を見て想像するには、喉さえ開いていれば発声O.K.と思っちゃってる、という所ですかね。
大間違いですけどね。

この様な練習を繰り返していると、どうなるか…
分かります???

やればやるほど、癖が体にしみ込むんですよ。
もう、声を出す事とワンセットになってしまうんですね。

声を出していれば、声量だけは付くでしょう(ボイトレに行かなくてもね)。
しかし、その度に「んげーーー♪」ですよ(しつこい様ですが、実際に付くのは、もっと複雑なダメ癖の合わせ技です)。

まぁ、世間の人(業界人を含む)は、それでも声が響けば「上手い」と言ってしまいますから、指摘もされず、本人も気付かないまま、ナンチャッテ実力派への道まっしぐら、という事になる訳ですね。
そのまま、一生いられたら幸せかも知れません。

しかし… ある日。
何か変。
あるいは、どうしても越えられない壁にぶち当たる。
何とかステップアップしたい。
…できません。
土台が間違っているのを、無理やりごまかして来たんですもの。

「ちょこっと何か直せばいい」と軽い気持ちで…
幸い、私の所へ来たとしましょう。

私:あぁ、ハイ、取り敢えず、基礎からやりましょう♪
ナンチャッテの人ガーーーーーン…

ショックでしょう、それはショックですよね。
何年も前に手術して、違和感があるなと思って別の病院で調べたら、「胃の中にハサミが残ってますね、もう1回切りましょう!」…みたいなもんですものね。
(しかも、病気も治っていなかったという…)

私の所だったら、まだセーフですけどもね。

「癖を取る」って、簡単じゃないですよ。
口癖とか、直せます???
大人になってから、歩き方を直すとか。
箸の持ち方の矯正とか…(私、数年前に気付いて未だ矯正中です)

不可能ではないですけどね。
御本人の中では、もう個性やら芸風やら、色々なものが(思い込みですが)でき上がってしまっていたりしますので、それらを全て捨てて、
ハイ、ゼロからね!
…という事になるんですから、勇気が要ります。
アイデンティティの危機です。
明らかにナンチャッテでも、ずっとそれで来ている御本人にはプライドがありますからね。

間違ってデビューなんかしていて、またまた間違って「実力派」として有名になっていたりなんかしたら、万事休す… ですねっ◝( ꒪౪꒪)◜←ごめんね笑うしか無い

まぁ、私の様な人間が付きっきりで指導してレコーディングなどできるのであれば、完全に「いきなりゼロ」という事も無いんですが、やはり、本人の判断で歌えなければ意味が無いじゃないですか。

そうなるには、一旦、ゼロに戻す事が必要です。
無名の場合は、迷う必要もありません。
ナンチャッテの人が自分で思っている「個性」なんて、大したもんじゃありませんからね。
惜しまずに捨ててしまえばいいんです。
本当に必要なものなら、後から戻せます… そんな気にもならないでしょうけどね。
きっと、懐かしい「黒歴史」の1ページになりますよ。(笑)
(↑私は直せるので笑い事になっていますが)

ちゃんとした技術を学んで、自分で色々な事を判断できる様になれば、小手先のワザや、ワンパターンなごまかしに固執する必要はなくなります。

学習能力が高く、よく練習する人ほど、指導者の質が反映されます。
初心者こそ、ちゃんと教えられる指導者に教わらなければならないのですね。

「練習しない」人は上手くはなりませんが、逆に下手にもなりません。
万一、自分の生徒が「下手になった」のを生徒のせいにする指導者がいるとしたら、その指導者には能力が無いばかりか、人間的に問題がある事を疑う必要がありそうです。
練習しない人は、上達はしなくても「下手」にはなりませんから…

う~ん、もっとポワ~~~っとした感じで、
今日も頑張りましょう~❤
楽しんでやれば大丈夫~❤
皆さん、尊敬します~❤
…なんて書いていればウケるのは分かっているのですが、やっぱり私には無理でした!

これからも、好かれるための嘘は書きません。
ビシバシ行きますので、付いて来られるMな人だけ付いて来なさ~いっ!(爆)

さて、一応は終わりなのですが、
「ボーカルスクールの選び方」というより、「ダメな先生から逃げろ!」になってしまいましたね。
(説明した通り、先生の当たり外れなのです)

「こんな指導者はダメ」という事しか言えませんが、具体的には言葉で説明しても分からないので、動画か音声にして御紹介したいと思います。
お待ち下さい。
(読まれている形跡が無ければ、結構放置するかも知れません)
まぁ、この記事を見せて、同意するか、怒って反発するか…でも分かりそうです。(笑)

あ、ボイトレと言っても、そこら辺のボーカルスクールではなく、クラシック系、音大の先生などがボイストレーナーの肩書きを使っている事もありますよ。
紛らわしいですね。
PR

ちょっと怖いボイトレの話

ボーカルスクールボイトレで頑張っても上手くならないと… 落ち込みますよね。
でも、結構ある事ですよ。
殆どは、生徒さんのせいではありません。

歌に限らず、まともな指導者に習えば、必ず上達させてくれます。
相性の良し悪しや、分かり易さの違いなどはあっても、上手くしてあげられない言い訳にはなりません。
生徒さん側の呑み込みの良さや、子供の頃からの環境などによる差は絶対にありますが、全く上手くならない事はありません(稀に上手くならない人というのはいますが、別の機会に書きます)。

ちゃんと練習する生徒を上手くしてあげられないのは、先生失格ですよね。
でも、まともな指導力を持たない人に指導をさせるスクールもあるんです。
自分で上手くなっていない事に気付いている場合は、まだ救いがあると言えます。

大手のボーカルスクールボイトレに通えば安心、と思っている人にはショッキングかも知れない事実をお伝えしますと…
誰でも歌の先生になれてしまうんです。

試しに、ボイストレーナーボーカル講師の求人の募集要項を見てみて下さい。
秘密でも何でもないので、目にした事のあるものを暴露しますね(何度も似た様なものは見ており、下記は特別な例ではありません)。

応募の条件が、
「キーボードで伴奏ができる方」
「歌が好きな方」
「バンドでボーカルをやっていた方」

え、それは生徒の募集???
いいえ、講師の募集ですよ!
少なくとも、その広告を出している学校に行くと、その程度の人に教わる事になる、という事ですね。

「未経験でも研修があるので安心です!」

一体、研修を何年受ければ、歌ではなく鍵盤の演奏家や、バンドでボーカルをやっていた程度の人が、プロとして歌の指導ができる様になるんでしょうね…
どんな画期的なシステムで、素人を指導者に育てるのでしょう?

お金を払って習いに来る生徒さんと、お金を貰って教えに来るアルバイト指導者の差は、どこにあるんでしょうね。
謎です。
もしかしたら、生徒募集の記事を見たか、講師募集の記事を見たか、の違いだけだったりして!(大爆笑)

ホント、笑えないんですが、笑い飛ばすしかありません。
何で知ってるのって???

色々と面倒だし、もう雇われて、定期を使って習い事でもしちゃおうかなー、と思った事、何度もあるんですもん!(笑)
本気になるには至りませんけれどね。
個人で教えるのって、目に見えない部分の苦労の方が多いのです。
音楽関連のページを見たり、世間の情報をチェックしたり、などは常にしますしね。

先生の時給に対して、生徒さんが払う月謝が… あぁ、設備費ですね。
防音って、お金が掛かりますしね。
夢を壊す様な事を… と言われるかも知れませんが、生徒さんの夢を食い物にしているのはどっちだ、と言いたいです。

教える話になるとボイトレバッシングみたいになってしまうんですが、やっぱり腹が立ちますね。
控えめに、と思ってセーブしていたら、事ある毎にちょいちょい書いてしまったりしていて…

ならば、いっそまとめて書いてしまえ!
…という事でぶちまける訳ですけどね。

こんな事ばかり言っているとボイトレの先生に悪いじゃないか、と言われるかも知れませんが、まともな先生なら同じ事を言いますよ。
同業者に対して怒っています。

生徒さんは、先生を信じています。
尊敬しています。
憧れています。
先生は多分、伴奏が上手かったたり、声が大きかったり、(ボイトレ位でしか遣わない)専門用語を沢山知っていたり、有名だったり…
習い続けたいと思う魅力があるんです(指導力以外で)。
習うと決めたから、そう思いたい気持ちもあるでしょう。
先生には、重~~~い責任があるんですよ。
たとえ、家庭教師アルバイト程度の時給で働いているのだとしても。

ちゃんと教えてくれる所もある、と言う人もいるかも知れません。
あるかも知れませんね、システム的に難しいでしょうけど。
生徒数に対して、指導の技術のある人間なんて、そんなにいないんですよ。
指導できる人間すらいないのに、指導者を育てられる筈が無い。

声楽科卒の人は、そういう所へは来ませんしね。
声楽科と言っても、大学によって雲泥の差がありますし。
基本的に、ああいう所は、ポピュラーに行くのは邪道という考えがありますからね。

「いいボイトレもある」ではなくて、ボイトレであっても「いい先生(当たりの先生)もいる」という表現の方が正しいと思います。
ただ、ボイトレの方針というものがあるので、真っ当な先生であっても、良心のままに教える事ができるかどうかは定かではありません。

楽しい授業、習った気になる授業(「その場で何とか」の様な)でないと、生徒さんは集まらないのです。
即ち、お金にならないのです。
「良い授業=楽しい授業」ではないのです。
そこら辺のボイトレ、特に大手が優先するのは、さて、どちらだと思われますか?

ここまで書いたのですから、ダメなボイトレを見極める方法をお教えしないといけませんね。
(と言っても、「当たりの先生」かどうか位しかお教えする方法はありませんが)
まだまだ続きます。

ボイトレ・ボーカルスクールの問題点

ボイストレーニングボーカルスクール、呼び方、形式は色々あるかも知れませんが、歌に関して教えている部分では、似たり寄ったりかなという印象です。
私自身は、その様な所で教わった事はありません。
いつ頃からでしょうね、増えて来たのは。

日本人は芸能人が好きですし、芸能界デビューと言えば「夢を叶える=素晴らしい事」の様に言われがちですよね。
中でも、音楽は「楽しい」し、簡単に人を感動させられる様な気がします。
得意な楽器で、という人よりも圧倒的に多いのが歌手志望ですね。

理由は明らか、最も簡単(そう)で楽しくて、主役になれるからです。
歌なんて、誰でもできそうでしょ?
バンドのパート別人口で言えば、一番多いです。
次いで、ギター。
ちょっとできたらプロになれそうな気がする。

(キーボードは、子供の頃からやっている人も多く、そんなに簡単なものではないと分かっているせいか、人数の多い割に安易な志望者の数は少ない気がします)

ちょこっとコツを習えば、あるいは頑張れば、自分でもできそう。
実際、バイオリンの様な、物心付いたら習っていないと無理、という楽器よりは望みはありますが…
テレビに出て来る歌手は大した事もないし、「上手い」と言われる歌手のレベルも知れているので、そう思うのも無理はありません。
ナンチャッテ実力派でも、プロとしてもやって行けてしまう事実はあります。
(それだけに、ナンチャッテ実力派間の競争は熾烈だと思いますが)

まぁ、そんな需要があるからこそ、ボイトレボーカルスクールがあちこちにニョキニョキと生えて、成長して来た訳ですね。
勿論、ちゃんと教えてくれるのなら問題は何もありません。
むしろ、全体のレベルが上がるのは好ましい事です。
しかし、そうではないんです。

ちゃんと教えている所もあるのかも知れません、それはあるとしたらどこにあるのか、私は知りません。
(まともに歌える様になっている人はボイトレ特有の問題が無いので、分からないのです)
ちゃんと教えていない所に通った歌手は、はっきり分かります。
そして、テレビに出て来る「実力派」は、残念ながら大体そうですね。

声が異様に響く、素人耳にはとても良い声なのに、歌の基礎がゼロ。
発声からして滅茶苦茶なんです。
バックの伴奏とも融合していなくて、存在感だけ。
音楽として聞こえない。

分かり易い所で言えば、歌詞が何を言っているかさっぱり分からない。
これは技術ゼロの証拠です。
腹式呼吸を誤解しているんでしょう。

それだけではありません。
1つの音を出すのに必要な事は幾つもあるのに、1つもできていない。
音に対して、とってもいい加減…
(音楽に対する敬意が無い、とも言えますね)
イイ声で自分を良く見せる事しか考えていない。

「白い」を「黒」っぽく歌ってしまう、などは「あるある」です…( ̄◇ ̄;)
まともな指導者なら、初歩の段階で注意してくれる筈なんですけどね。
1種類しか声色を持っていないのなら、無理も無いかも知れませんが。
そういうのがトレーニングではないんでしょうか、一体、何を教わっているんでしょうかね?(笑)

そもそも、ボイストレーニングボーカルスクールがちゃんと歌を教えられるシステムを構築するのは困難だと思います。
面倒なので、以後はボイトレと書きますが、ボイトレがダメでボーカル教室ミュージッスクールの歌専攻なら良い、という意味ではありません。

続きます。

「歌が上手い」とは

「歌が上手い」とはどういう事かを長々と述べた記事は山ほど存在します。
趣味で歌っている人、バンドを長くやっている人、自称プロデューサーや作曲家、ただのアクセス稼ぎのアフィリエイター、様々な人達がいい加減な事を書いていますが、彼らは歌の専門家ではありません。
歌の事を全く知らないのに、想像や聞きかじりで書いているだけです。
読み手と同じレベルなんです。

世間では、声が大きい、長く伸びる、ビブラートが掛かる、などで「歌が上手い」という事になりますよね?
昨今はR&B風の中低位音の太い声が「上手い」とされている様です。
(ハイトーンや低音の魅力などと同じく、単なる「流行」です)

歌って、そんな簡単なもんじゃないです。
楽器は、音が大きければ上手いですか???
音を長く伸ばせればO.K.???
それで、美しい音楽を奏でられますかね???

歌は、特別ではないんです。
人の体が楽器、というだけ。
他の楽器は、コンピューターにプログラムして演奏する場合などを除き、殆どは何かしら、音を鳴らすのに人間が直接、関与します。

叩く、擦る、弾く、吹く、揺らす、などの行為で、音の強さや音程、発した音の変化などに影響を与えるという点で、奏者の体も楽器の一部と言えるでしょう。
歌の場合、歌い手の体全てが楽器、というだけです。

個人差が大きいので、音色や音域が人によって大きく違います。
人によって違う楽器を持っている、と言えるほどの差があります。
音程や音色の操作が、目に見えにくい。

声は、特別な訓練を受けなくても誰にも出せるし、ある程度はコントロールできる。
「気持ち」だけで操作できるような気がするんです。
なので、何か他の楽器とは違う、特別なものの様に捉えられる事が多いだけです。

ボイトレ声が大きくなる声が良くなる事がゴールの様に思われがちですが、それは違います。
楽器で大きな音が出せるからと言って、上手い演奏ができる訳はありません。
声が大きくなったからと言って、歌が上手くなる訳ではないのです。

「声が大きくなる」「イイ声になる」のは、「よく鳴る楽器を買って来た」のと同じ事。
楽器を持っている、というだけです。
その楽器を上手く演奏できる事を意味しません。
勿論、良い楽器を持っている事、それ自体は好ましい事です。
(ダメなボイトレの問題は別にあるのですが、別の機会にします)

音を出す時に気を付ける事は、音程だけではありません。
音程に気を遣うのは当たり前ですが、それすら教えないボイトレもある様です…)
音を出す時だけでも、注意しなければならない事は幾つもあります。
音を出したら、止めるまでの全ての瞬間にも、それらはあるのです。
音色と音程だけでも、です。

更に、音符のパターンによって、気を付けねばならない点が違います。
しっかり出すべき音符と押さえるべき音符など、瞬時に判断できなければなりません。
(質の高い音楽を聴いて育った人なら、この辺りのセンスは何となく身に付いている事でしょう)

知らなくて適当に歌ってしまえば、部分的に消えてしまったり、変なでこぼこのあるメロディになったり、切れ目が変わって違うものに聞こえたりして、作者の意図したものとはかけ離れたものになってしまうのです。

ここで言う「作者の意図」とは、クラシックの研究の様な学問的な話ではなく、聴き手にちゃんと聞こえるかどうか、音楽として成立するのか、という次元の話です。
歌っている本人だけが気持ち良くても、仕方無いのです。

大きな声が出せる様になる事は、ただの出発点。
難しいのは、小さな声のコントロールや短い音符の処理ですが、それらも、聴き手からすれば、できていて当たり前
…ですよね???

音符がその通りにこなせたからって、「わー凄い!!!!!」…なんてなりません。
それは「上手い」ではなくて、せいぜい「下手ではない」です。