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本物の歌を手に入れるボーカルレッスン~K.JUNOの表現力塾

歌が上手いとは?個性とは?表現力とは? ボイトレで教えてくれない腹式呼吸の真の意味、音程の取り方、ビブラート・音色のコントロール等、正しい練習方法を指導します。カラオケや教室で歌が上達しないのは、あなたのせいではありません。声が大きくなるだけのレッスンは卒業しましょう!

ボイトレ・ボーカルスクールの問題点

ボイストレーニングボーカルスクール、呼び方、形式は色々あるかも知れませんが、歌に関して教えている部分では、似たり寄ったりかなという印象です。
私自身は、その様な所で教わった事はありません。
いつ頃からでしょうね、増えて来たのは。

日本人は芸能人が好きですし、芸能界デビューと言えば「夢を叶える=素晴らしい事」の様に言われがちですよね。
中でも、音楽は「楽しい」し、簡単に人を感動させられる様な気がします。
得意な楽器で、という人よりも圧倒的に多いのが歌手志望ですね。

理由は明らか、最も簡単(そう)で楽しくて、主役になれるからです。
歌なんて、誰でもできそうでしょ?
バンドのパート別人口で言えば、一番多いです。
次いで、ギター。
ちょっとできたらプロになれそうな気がする。

(キーボードは、子供の頃からやっている人も多く、そんなに簡単なものではないと分かっているせいか、人数の多い割に安易な志望者の数は少ない気がします)

ちょこっとコツを習えば、あるいは頑張れば、自分でもできそう。
実際、バイオリンの様な、物心付いたら習っていないと無理、という楽器よりは望みはありますが…
テレビに出て来る歌手は大した事もないし、「上手い」と言われる歌手のレベルも知れているので、そう思うのも無理はありません。
ナンチャッテ実力派でも、プロとしてもやって行けてしまう事実はあります。
(それだけに、ナンチャッテ実力派間の競争は熾烈だと思いますが)

まぁ、そんな需要があるからこそ、ボイトレボーカルスクールがあちこちにニョキニョキと生えて、成長して来た訳ですね。
勿論、ちゃんと教えてくれるのなら問題は何もありません。
むしろ、全体のレベルが上がるのは好ましい事です。
しかし、そうではないんです。

ちゃんと教えている所もあるのかも知れません、それはあるとしたらどこにあるのか、私は知りません。
(まともに歌える様になっている人はボイトレ特有の問題が無いので、分からないのです)
ちゃんと教えていない所に通った歌手は、はっきり分かります。
そして、テレビに出て来る「実力派」は、残念ながら大体そうですね。

声が異様に響く、素人耳にはとても良い声なのに、歌の基礎がゼロ。
発声からして滅茶苦茶なんです。
バックの伴奏とも融合していなくて、存在感だけ。
音楽として聞こえない。

分かり易い所で言えば、歌詞が何を言っているかさっぱり分からない。
これは技術ゼロの証拠です。
腹式呼吸を誤解しているんでしょう。

それだけではありません。
1つの音を出すのに必要な事は幾つもあるのに、1つもできていない。
音に対して、とってもいい加減…
(音楽に対する敬意が無い、とも言えますね)
イイ声で自分を良く見せる事しか考えていない。

「白い」を「黒」っぽく歌ってしまう、などは「あるある」です…( ̄◇ ̄;)
まともな指導者なら、初歩の段階で注意してくれる筈なんですけどね。
1種類しか声色を持っていないのなら、無理も無いかも知れませんが。
そういうのがトレーニングではないんでしょうか、一体、何を教わっているんでしょうかね?(笑)

そもそも、ボイストレーニングボーカルスクールがちゃんと歌を教えられるシステムを構築するのは困難だと思います。
面倒なので、以後はボイトレと書きますが、ボイトレがダメでボーカル教室ミュージッスクールの歌専攻なら良い、という意味ではありません。

続きます。
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「歌が上手い」とは

「歌が上手い」とはどういう事かを長々と述べた記事は山ほど存在します。
趣味で歌っている人、バンドを長くやっている人、自称プロデューサーや作曲家、ただのアクセス稼ぎのアフィリエイター、様々な人達がいい加減な事を書いていますが、彼らは歌の専門家ではありません。
歌の事を全く知らないのに、想像や聞きかじりで書いているだけです。
読み手と同じレベルなんです。

世間では、声が大きい、長く伸びる、ビブラートが掛かる、などで「歌が上手い」という事になりますよね?
昨今はR&B風の中低位音の太い声が「上手い」とされている様です。
(ハイトーンや低音の魅力などと同じく、単なる「流行」です)

歌って、そんな簡単なもんじゃないです。
楽器は、音が大きければ上手いですか???
音を長く伸ばせればO.K.???
それで、美しい音楽を奏でられますかね???

歌は、特別ではないんです。
人の体が楽器、というだけ。
他の楽器は、コンピューターにプログラムして演奏する場合などを除き、殆どは何かしら、音を鳴らすのに人間が直接、関与します。

叩く、擦る、弾く、吹く、揺らす、などの行為で、音の強さや音程、発した音の変化などに影響を与えるという点で、奏者の体も楽器の一部と言えるでしょう。
歌の場合、歌い手の体全てが楽器、というだけです。

個人差が大きいので、音色や音域が人によって大きく違います。
人によって違う楽器を持っている、と言えるほどの差があります。
音程や音色の操作が、目に見えにくい。

声は、特別な訓練を受けなくても誰にも出せるし、ある程度はコントロールできる。
「気持ち」だけで操作できるような気がするんです。
なので、何か他の楽器とは違う、特別なものの様に捉えられる事が多いだけです。

ボイトレ声が大きくなる声が良くなる事がゴールの様に思われがちですが、それは違います。
楽器で大きな音が出せるからと言って、上手い演奏ができる訳はありません。
声が大きくなったからと言って、歌が上手くなる訳ではないのです。

「声が大きくなる」「イイ声になる」のは、「よく鳴る楽器を買って来た」のと同じ事。
楽器を持っている、というだけです。
その楽器を上手く演奏できる事を意味しません。
勿論、良い楽器を持っている事、それ自体は好ましい事です。
(ダメなボイトレの問題は別にあるのですが、別の機会にします)

音を出す時に気を付ける事は、音程だけではありません。
音程に気を遣うのは当たり前ですが、それすら教えないボイトレもある様です…)
音を出す時だけでも、注意しなければならない事は幾つもあります。
音を出したら、止めるまでの全ての瞬間にも、それらはあるのです。
音色と音程だけでも、です。

更に、音符のパターンによって、気を付けねばならない点が違います。
しっかり出すべき音符と押さえるべき音符など、瞬時に判断できなければなりません。
(質の高い音楽を聴いて育った人なら、この辺りのセンスは何となく身に付いている事でしょう)

知らなくて適当に歌ってしまえば、部分的に消えてしまったり、変なでこぼこのあるメロディになったり、切れ目が変わって違うものに聞こえたりして、作者の意図したものとはかけ離れたものになってしまうのです。

ここで言う「作者の意図」とは、クラシックの研究の様な学問的な話ではなく、聴き手にちゃんと聞こえるかどうか、音楽として成立するのか、という次元の話です。
歌っている本人だけが気持ち良くても、仕方無いのです。

大きな声が出せる様になる事は、ただの出発点。
難しいのは、小さな声のコントロールや短い音符の処理ですが、それらも、聴き手からすれば、できていて当たり前
…ですよね???

音符がその通りにこなせたからって、「わー凄い!!!!!」…なんてなりません。
それは「上手い」ではなくて、せいぜい「下手ではない」です。

カラオケでも歌が上手くなる練習方法


かなり濃い内容になりました。
2011年より無料で公開している恋人たちのクリスマス~ワンポイントレッスンでも、この方法を使っていて、解説もしていますので参考にしてみて下さい。

言葉にするとこれだけか、と思われるかも知れません(勿論、本気で書いたら書き切れません)が、いざ、独力でやるとなったら、そうそう簡単なものでも無いんですね。

カラオケを使って自分で練習する方法

前回、前々回と、何故、カラオケを繰り返しても歌が上達しないのか、説明しました。
カラオケに限らず、自力で一人前になるのは、正直、無理だと思います。
だって、基準が分からないでしょ?
地図も無い状態では、どこへも辿り着けません。

しかし、自分で分かる事もある筈です。
たとえば、

音程が明らかに取れていない所、
音符が速過ぎて付いていけない所、
歌詞が速過ぎて付いていけない所、

…等々。

できないまま繰り返すと、体が間違った動きのパターンを記憶してしまいます。
他の曲でも、同じようなごまかし方をする癖が付いてしまいます。

できない時に必要なのは、反復ではありません。
できる状態になってから、それを体に覚え込ませるために繰り返すのです。

カラオケを使った集中練習の準備

(ここでのカラオケは、練習用の伴奏という意味です。歌が入っていても構いません)

苦手な所を「そこだけ」繰り返し練習します。
ただ、回数をこなすのではありません。
(それだと、最初から最後まで流すのと変わりません)

そこだけ、何度もやるのです。
何に気を付けるのか、まずは1点に集中して。
1点の他にまだあるなら、最初の1点ができたら、プラス、2点目にも注意。
そうして、少しずつ、重ねて行きます。

携帯プレイヤーなら、曲の途中にマーカーを付けられる機種も多いので、説明書を読んでみて下さい。
無理なら、カットしたりして、曲として分けても良いかも知れません。

私も常にやっている事ですし、他の音楽家も、(携帯プレイヤーを使うかどうかは別として)普通にやる事です。
どんな曲にも、難しい箇所、どんな演奏者にも、苦手な所ってあるんです。

慣れていない人は、次の事をやろうとすると、うっかり前の事を忘れてしまいます。
気を付けるつもりでいても、その時になると、必死になって忘れているんですね。

最低限、歌詞だけでも用意して下さい。
そして、気を付ける部分の歌詞に丸印を付けて、どういう風に注意するのか、どんどん書いて行きます。
それを見ながら練習するんです。
歌詞を覚えていても、注意事項を全て覚えていなければダメです。

覚えたと思っても時間が経ったら忘れるので、書く習慣を付けましょう。
その日だけでなく、ずっと使うんです。
自分が、どういう音符の時、どういうパターンの時に、どうなってしまう傾向があるのかも思い出せます(大体、どの人も同じですけどね)。

集中練習の仕方

苦手な所は、まず、そこ「だけ」でいいです。
欲張ってはいけません、逆効果です。
そこだけに集中して、全てを懸けて下さい。
だらだら続けない。
(このオンオフが大事)

もしも難しければ、更に短くして。
カラオケ無しで、ゆっくりできるかどうか確認。

この時点で、勝手に音程を作らないように、カラオケの音をちゃんと聴いて確認する。
これを怠ると、音程をいい加減にする癖が付いてしまいます。

完璧にできる速さまで落として、何度も練習。
できたら、完璧なままスピードを上げて行く。
体の使い方を変えたりしてはダメ。
速さは二の次です。

速くできるようになって来たら、カラオケで「そこだけ」確認。
できたら、その後ろの音を2~3音足して、すんなり繋げられるか確認。
(ここでも、「そこだけ」が完璧な状態でキープ。適当にごまかさない)
できなければ、同じ事を繰り返す。

それができるようになったら、今度は前の音を2~3音足して、同じ事をする。
「そこだけ」が完璧な状態で前後がスムーズに繋がったら、そこは一応、「克服」です!

これを、苦手な箇所全てでやるのです。
たとえ独学でも、カラオケを通して歌っているだけの人とは、もう1ヶ月ぐらいで差が明らかになって来るでしょうね。

勿論、自分で分かる事には限界がありますし、ちゃんと分かるプロ(分からないプロも少なくないのが悲しい現実ですが)の指導とは全く次元が違いますが…


ゆっくりから初めて、弾けるようになったらスピードを上げる、という練習の仕方は、楽器をやっている人にとっては普通です。
しかし、歌だと、何故か簡単に考えられてしまうんですよね。
気合いや気持ちで何とかなる、とか…
逆に、知識や技術ではどうにもならない、という勘違い。
(世界的に実力派として有名な歌手でも、この勘違いはあります)

技術も知識も無いのに、気持ちで何とかなりませんよ。
技術と知識と感性があれば、豊かな表現は自然に付いて来るものです。
技術や知識が要らない、という人に限って、大した感性もセンスも無いまま、今の自分の貧相な世界観を押し付けて感動して貰おうとするんですね。

大丈夫、人間は一生、学び続けられるもの。
歌の世界観とは、あなたが何を感じ、何を考えるか、です。
音楽以外の事にも関心を持ち、意識を高く持って、どんどん色々な事を学んで、あなた自身の内面を豊かにして行って下さいね!

カラオケで歌が上手くならない理由

カラオケで歌が上手くならない理由

何故、カラオケで歌が上手くならないのか…
理由は簡単。
最初から最後まで、流してしまうからです。

試験勉強の場合を考えてみて下さい。
できない所、分からない所、時間をかけて調べたり、日を改めて、そこだけ何度もやったりしませんか?
答え合わせもせずに何度も問題を解こうとしても、結果が良くなる事は無いはずです。

音楽も同じなんですよ。
できない所は、何もしなければ、できないまま。

音域は少し楽になるかも知れませんが、出し方は間違ったまま。
何とか出ても、良い声にはならない。
速くて付いていけない所も、いい加減にごまかす事を覚えるだけ。
楽な音だけ大きな声で、長い音になるとビブラートで押しまくる。
(↑ナンチャッテ実力派と呼んでいます)
全体の流れも何もあったもんじゃないです。

カラオケで練習してはいけないのか

別に、ピアノ伴奏を雇う必要はありません。
上で説明した通り、最初から最後まで、普通に通すからダメなんです。
カラオケも、使い方次第なんですよ。

できない所、苦手な所って、自分で分かると思います。
そこは、流さずに止めましょう。

今は、携帯プレイヤーでも好きな場所にマークを付けて、
繰り返し練習する事ができるものもありますから、良い時代ですね。

本当に上手くなろうと思えば専門家(たとえば私とか、私とか、私ですw)の指導を受ける必要があります。
特に歌の場合、楽器のように間違いがはっきり分かるものではないので、独学は極めて困難です。

しかし、やり方によっては上達しますので、次回は、カラオケを使って自分で練習する方法を具体的に説明しますね。

(勿論、歌に限らず、プロの指導は独学とは次元が違うものですから、あくまでも、自分でできる範囲という事でお話ししています)

カラオケで歌は上手くなるのか

カラオケで歌は上手くなるのか

先に答えを言います、カラオケで歌は上手くなりません。

「え、上手くなったよ?」という人、いるかも知れません。
いるでしょうね。
それは上手くなったのではないんです。

声を作るのは喉です。
声帯です。
喉の開け方や、あごや口の形などは音色をコントロールする所です。
横隔膜は、息の出し方ですから、声そのものの話には関係ありません。

何故、上手くなったように感じるのか

声を毎日出していると、喉が鍛えられます。
筋肉で声帯を引っ張るのですから、筋トレですね。
すると、より強く引っ張る事ができるようになります。
即ち、高い声が出やすくなります。

又、より長い間引っ張って耐えられるようになると、
音程が安定するようになります。

そして何より、声が大きくなります。
(まぁ、全く何の影響も無い人もいますが…)
  1. 声が大きい
  2. 高い声が出る
  3. 音程が安定している
素人耳には、これで「歌が上手い」となってしまいがちですが、これらは音楽的には歌が上手い事を意味しません。
この状態は単に「声を出し慣れている」だけです。
やめると、完全に元に戻ります。
コントロールの技術が無いままですから。

そして、上記3点に加え、慣れがあります。
上手くなったのではなく、慣れたからやり易くなっただけ。
更に好ましくないのは
できていない状態に慣れてしまう
という事です。

最初は下手だな~と思っていても、何度もやっていると、聴きなれて、そんなもんかなと感じるようになってしまう。
それに前述の他の要因が加わり、上手くなったように錯覚してしまうんです。

次回はカラオケで歌が上手くならない理由に付いて、
その次は、カラオケを使って自分で練習する方法(ちゃんと上達する方法)をお教えします。